1⃣「法令上の制限」の内容
宅建試験では「法令上の制限」として合計8問出題されています。
その内容を過去問分析すると都市計画法、建築基準法、宅地造成等規制法、土地区画整理法、農地法、国土利用計画法などから出題されています。
法令別の出題数は、都市計画法2問程度、建築基準法2問程度、宅地造成等規制法1問程度、土地区画整理法1問程度、農地法1問程度、国土利用計画法1問程度となっています。
法令上の制限の出題は「薄く広く」というのが特徴です。
2⃣攻略の方針
出題内容を過去問分析すると、大雑把に、数字に関する問題と手続きに関する問題に分けることができます。
数字に関する問題は、数字自体の正誤を問うものと、その前後「~以上」「~超える」「~未満」の正誤を問うものが多く出題されています。
手続きに関する問題は、何をする場合に、誰が、いつまでに、誰に対して、何をしなければならないかを問うものが多く出題されています。
建築基準法では、計算問題が出題されていることもあります。
これも基本的な数字と公式を暗記していなければ計算できません。
以上のように、法令上の制限は「暗記科目」だといえます。
しかし、各法令を丁寧に勉強していたら膨大な情報を暗記することになます。50問中1~2問という出題数を考えると、暗記すべき情報を過去問を使って絞り込んだ方が得策です。
法令上の制限は暗記した者勝ち
3⃣方法論
法令上の制限の勉強方法は、過去を問中心とします。
具体的には、過去問の正しい肢は、そのまま暗記すし、誤った肢は正しく修正をして暗記するのです。そのとき可能な限り、短い文章に修正しましょう。長文を暗記するよりも短文の暗記のほうが楽(らく)だからです。
なお、この修正する作業も暗記を促進することになるので、自分でやることをお勧めします。