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宅建試験に落ちる原因

1⃣宅建試験をなめている

「宅建なんて簡単だ」「数か月の勉強で合格できた」という言葉を真に受けている不合格者を多く見受けます。宅建試験は、4肢択一のマークシート方式です。誰がやっても4分の1の確率で正解になるのです。毎年数10万人が受験するのですから、運よく合格する幸運の持ち主がいても不思議ではありません。そのような運よく合格した人の話を真に受けていては合格は難しでしょう。

確かに、宅建試験は資格試験の中では易しい試験です。しかし、ちょっと勉強しただけで合格できるほど易しくありません。物事には程度というものがあります。

2⃣「忘れる」ことを忘れている

「去年は、合格点まで2点不足していたので、今年は、あと2点分だけ勉強すれば合格できるーたいしたことはない」と考えている不合格者を見かけます。

このような受験生は、大切なことを忘れています。それは「人間の頭は忘れるようにできている」ということです。去年受験した時の実力を1年間維持することは大変な労力を要します。たとえば、1週間もしないうちに忘れているということは、日常よく経験することです。今年、2点分だけ勉強しても合格できるはずがありません。去年本試験を受験した時の実力を1年間維持した上で2点分勉強すれば合格する可能性はあります。

3⃣「過去問」を暗記している

そもそも過去問は、暗記するものではありません。

過去問は、出題傾向を調べたり、自分の実力を試すために使うものです。

ただし、その他の分野など出題数が少なく、範囲が広すぎる科目については、過去問の暗記もやむ得ないでしょう。

4⃣理解していない

「理解なんて面倒だ!」「出るところだけを教えてくれ」という不合格者もよく見かけます。確かに、単なる数字などは理解などは不要で暗記すればよいでしょう。しかし、試験問題は、数字ばかりではありません。また、ストレートにきいてくる問題ならば暗記でも対応できますが、そんな問題ばかりではありません。

5⃣配点多い科目を諦めている

「配点の多い科目を諦めている」具体的には権利関係、特に民法を諦めている不合格者をよく見かけます。配点の少ない科目ならば、まだ良いのですが配点の多い科目では致命傷になります。そもそも、重要な科目(法律)だから配点が多いのです。特に、民法は他の多くの資格試験で試験科目になっていることからも明らかです。

対策は諦めずに「わからなかったら遠慮なく担当講師に質問する」ことです。