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宅建学校(宅建試験受験予備校)の選び方

1⃣はじめに

宅建試験の受験予備校が巷に溢れています。

受験生が受験予備校を選ぶとき注意すべき点を紹介しています。

よく目にする「人気ランキング」的なものは結局、特定の予備校を宣伝するものとなっています。

このページは予備校選択の一般的注意点を掲載しており、予備校名は一切ありません。

2⃣合格率

合格率とは、受験者数に対する合格者数の割合をいいます。

「合格率〇〇%」と高合格率をうたっているものがあります。

しかし、それを鵜呑みにしてはいけません。

なぜなら、第三者のチェックを受けておらず、あくまで自己申告であり信頼性に乏しいからです。

同様に「40点で合格した」と自慢する合格者も見受けられますが何点で合格したかも公表されていないので、これも鵜呑みにしない方がよいでしょう。

また、本当に、その予備校だけで合格したのかも疑わしいところです。他の予備校にも通っている可能性があります。他の予備校の方が合格に貢献しているかもしれません。当然、受験生本人の努力も大きく貢献しているでしょう。それを無視して「本校が合格させてやったのだ」という意味にもとれます。それは予備校の思い上がりです。

3⃣大手と中小

いわゆる大手予備校と中小の予備校では何が違うのでしょうか?

それは資金力と従業員数が最も大きな違いです。

大手予備校は、豊富な資金力を使って、Web広告を出したり、豪華なパンフレットを配布したり、都会の一等地に教室を設けています。特に、広告費に膨大な費用を費やしています。それは、より多くの受講生を集めるためです。そして、広告に講師の名前や顔写真を載せることにより”有名講師”となっています。

また、高額な収録機材をそろえてきれいなDVDなどを作成し販売しています。

また、大手は、多く従業員が在籍しているので、高評価レビューの投稿など有利な営業活動が可能です。

しかし、これらは受講生にとってはどうでもよいことです。

一方、中小の予備校は、資金力がありません。派手に広告宣伝をすることはできません。あるのは講師力と熱意だけです。それがなければ自然淘汰によって消えてゆくしかないのです。だれも助けてくれません。

4⃣予想問題的中?

「予想問題的中!」と、まるで講師力の証であるかのようにうたっているものがあります。

しかし、予想問題を数多く作れば「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という諺の通り当たるのです。講師力とは関係がありません。

5⃣まとめ

受験予備校を選択するときは、合格率、規模、予想問題の的中率ではなく、講師力を重視すべきです。しかし、講師力を判断することはことは容易いことではありません。

最も確実な方法は、実際に担当講師(営業社員は営業トークが上手ですからやめた方がよい)と話をしてみることです。人間ですから個性があり、気が合う合わないがあります。そして、勉強方法など疑問点を質問してみることです。また、「個別指導」のはずが「個別再生」だったりするので要注意です。