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「荷為替を取り組む」とは(簿記講座)

回答:荷為替を取り組むとは、不完全な為替手形を船荷証券を担保に割り引くこと!

【解説】

最初に、振出人を自分、受取人も自分、引受人は未定(引受人欄が空欄)の為替手形を作成します。

この為替手形を金融機関で割引く(=現金化すること)わけですが、引受人欄が空欄では金融機関も「はい、わかりました。」とはなりません。そこで、船荷証券(=船荷の引き渡しを受ける権利を示す証券)を担保として差し出すのです。もし、荷受人が為替手形の支払いを引き受けなかったら、金融機関は船荷証券を売却すればよいのです。これなら金融機関は割引に応じるでしょう。

そして、荷受人に対して「船荷証券が欲しければ、この為替手形の支払いを引き受けなさい。」というわけです。荷受人が引き受ければ完了します。

*為替手形を勉強していない方は、為替手形の勉強を済ませてからもう一度ご覧ください。