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宅建士資格取のメリットとデメリット

1⃣メリット

1.就職・転職に有利

宅地建物取引業者(不動産会社)は、店舗や案内所ごとに一定数以上の宅建士を置かなければならないことが宅建業法で定められています。しかも、違反に対して罰則(百万円以下の罰金)までついています。だから、不動産会社は、一人でも多くの宅建士が欲しいのです。

2.資格手当が付く会社が多い

昇進昇給につながることが多いようです。

3.賃貸住宅管理業務管理者の資格を取りやすい

宅地建物取引士は、賃貸住宅管理業務管理者講習を終了すれば国家試験の受験が免除されます。

4.独立開業が可能

不動産会社を自分で立ち上げる場合、宅建士を雇用しなければなりませんが、自分が宅建士であれば、その必要がありません。

たとえば、3000万円の物件の売買を仲介した場合、3000万×3%+6万円=96万円を売主と買主の双方から受け取ることができるので、高収入が見込まれます。

独立開業すれば「学歴・性別・年齢」など関係ありません。

良い仕事さえすれば年収は青天井です。

また、人生100年時代の現在、生涯現役が可能です。

2⃣デメリット

1.運転免許証と同じように定期的に講習を受けて宅地建物取引士証の更新をしなければなりません。

ただし、運転免許証と異なり、宅建士の登録が失効することはありません。

2.しっかり勉強して合格しないと「君は、宅建士の資格を持っているのにそんなことも知らないのか」と言われてしまう可能性があります。

3.不動産取引の専門家として業務に重い責任が発生します。